パソコンの動作が遅すぎて仕事が進まない・・・というお悩みを感じたことはないでしょうか。
僕も新品のパソコンから中古のパソコンまで、色々扱ってきましたが、動作の遅いパソコンほどストレスに感じるものはありませんよね。
しかし、もしかするとその動作が遅い原因は設定にあるかもしれません!
今回は動作が遅くてイライラするパソコンを直すことができるかもしれない方法を4つご紹介したいと思います!
パソコンを再起動してみよう
とても単純すぎる回答で思わず「え?」となりがちですが、再起動を甘く見てはいけません。
筆者のパソコンでもたまに不具合のせいなのか、動作が急に遅くなる時があります。そんなときには再起動でだいたい解決します。
再起動することによってシステムを一度すべて終了させることができるので、誤作動を起こしている箇所もすべてリセットすることができます。
方法はご存じだと思いますが、念のため。スタートボタンを押して電源マークをクリック。再起動のボタンをクリックすれば完了です。
再起動じゃなくてシャットダウンではダメなのか?
個人的には「再起動」をおすすめしています。その理由をご紹介しますね。
まず、Windows10では「高速スタートアップ起動」という、起動を早めてくれる便利機能が搭載されています。この機能のおかげで、間違いなく最新パソコンを購入している人はすごく恩恵を受けやすいです。
でも、1つだけ問題が・・・
それは高速スタートアップが有効な状態でのシャットダウンは「電源を切っているようで切っていない」扱いになるからです。
つまり再起動のようにすべてのシステムをリセットしきれません。そのため、不具合箇所が残ったままになる可能性もあるのです。
動作が遅くなったり、不具合が発生したりした場合は、再起動を実施しましょう。
外部電源に接続するか、電源設定を見直そう
意外と見落としがちなのが、ノートパソコンに限る話ですが「電源設定」です。
筆者もたまに出先で作業するときに「あれーなんかパソコンの動画書き出しが極端に遅いな・・・」など思っていたら、うっかり電源に接続し忘れていたなんてことが多くあります(笑)
一般的な設定では、電源に接続されていないパソコンは駆動時間重視、つまりバリバリ動く設定よりも、バッテリーが長持ちする設定になっていることがほとんどです。よって、電源に接続していない場合は、通常よりも動作が遅くなります。
ではどうすれば解決できるのでしょうか。簡単に解決する方法は2つです。
パソコンを電源に接続する
これがきっと難しいことを考えずに環境を改善できる方法です。パソコンを電源に接続しましょう。
パソコンは一般的な設定のままであれば、電源に接続するとパフォーマンス重視、つまりバリバリ仕事ができるパソコンの設定に自動的に変わります。
お近くにコンセントなどがあれば、この方法が一番簡単でいいと思います。
電源設定を変更し、パフォーマンス重視に切り替える
さて、困ったことに周りにコンセントが無いけど、作業を早く終わらせたい・・・!と思った場合はパソコンの電源設定を変更してみましょう。
①画面右下の「通知領域」にあるバッテリーマークをクリックします。②電源の設定画面が表示されます。スライダーを「最も高いパフォーマンス」の方にスライドすれば完了です。
この設定、注意点としてはパソコンの駆動時間を極端に短くしてしまうことです。
仕事をしているのであれば、パソコンの電源がついていることが必須条件だと思いますが、この設定に変更することで、あと5時間電源を持たせることができたのに、1時間程度で電源が切れてしまうことになります。
この設定は正直言って諸刃の剣です。できれば電源を持ち歩くのがいいでしょう。
おすすめの持ち運びが楽な電源はありますか?
もちろんありますとも!自分が使っている電源を2つご紹介しますね。
Anker Nano II 65W (PD 充電器 USB-C)
購入はこちら!:Amazon.co.jp
これ本当におすすめなので、皆さんにぜひとも購入してほしい商品です!
パソコンにUSB Type-Cが搭載されていて、電源供給が可能なものであれば使用できます。ACアダプタはどうしてもカバンに入れると邪魔になりがちですが、これはサイズが非常にコンパクトで邪魔になりません。出力も65Wと、一般的なノートパソコンの急速充電並のパワーなので、まったく心配する必要はないでしょう。
スペック一覧 | |
サイズ | 約 36 x 42 x 44 mm |
重さ | 約112g |
出力 | 65W |
USB Power Delivery対応 | 対応 |
ちなみにこの最高にクールな充電器の中身が気になる!という方はぜひ以下の動画を見てくださいね(笑)「イチケン」さんというYoutuberが中身を分解して分析する動画があります。
このピンクの物体は一体・・・?気になる方は動画を視聴してみてくださいね!
Anker PowerCore III Elite 25600 60W
購入はこちら!:Amazon.co.jp
メガ級サイズのモバイルバッテリー(もはやモバイルではないかもしれませんが)をご紹介します。
これは筆者が普段持ち歩いているバッテリーで、出先でモバイルモニターの電源の代わりや、緊急時のパソコン充電に使用しています。
このバッテリーの利点は、スマホはもちろん、パソコンすら充電できる驚異的な出力です。容量も25600mAhと、iPhone 11を約6回フル充電できる容量です。もはや驚異的。
スペック一覧 | |
サイズ | 約 18.3 x 8.2 x 2.4 cm |
重さ | 約568g |
電源容量 | 25600mAh |
最大出力 | 60W |
USB Power Delivery対応 | 対応 |
サイズと重さもエキサイティングですが、個人的には購入する価値は十分にあると思います!
Amazonではモバイルバッテリーと充電器がセットになって販売することがありますが、セットで買った方がお買い得な場合があります。購入を検討される方は一緒に充電器も合わせて購入してみてはいかがでしょうか?
スタートアップの設定を見直してみよう
これでも動作が遅いとなると、何か余計なソフトが起動しているのかもしれませんね。これは起動速度にも影響しますが、スタートアップの設定を見直してみて、不要なソフトが起動していないかチェックしてみましょう。
①タスクバーの何もないところで右クリックします。②一覧が表示されたら「タスクマネージャー」をクリックします。
タスクマネージャーが開いたら、③のタブをクリックし、「スタートアップ」を開きます。④不要なソフトを選択し、⑤「無効にする」をクリックすれば、そのソフトは電源を付けてすぐに起動しなくなります。
改めて見ると・・・私のパソコンのスタートアップ多すぎますね(笑)後で整理しておきます。
アニメーションやグラフィックの設定を変更してみよう
アニメーションなどのグラフィック設定は、パソコンの動作に大きく影響すると言っても良いでしょう。日常的にパソコンの動作が遅い場合は、この設定を変更することで多少改善することが期待できます。
今回は2つのアニメーション設定についてご紹介したいと思います。
Windowsアニメーション
Windowsアニメーションとは、ウィンドウを最大化や最小化するときに画面が大きくなったり、タスクバーに吸い込まれたりするような描写を指します。要は操作の見栄えが良くなるという機能です。
これを無効化することによってパソコンの負担を軽減しようという狙いです。
①スタートボタンを押して、②設定ボタンをクリックします
③「簡単設定」をクリックします
④「ディスプレイ」をクリックし、画面を少し下にスクロールすると⑤「Windowsにアニメーションを表示する」があるため、そこをオフに設定すれば完了です。
デザインとパフォーマンス
上記の設定でも動作があまり改善しなかった場合は、もっと広範囲なグラフィック設定を変更するといいでしょう。しかし、この設定はむやみやたらに変更すると、あまりにも簡素な表示になる場合があり、普段使用するときに逆に不便に感じる場合があります。パソコン初心者にはあまりおすすめできませんが、内容をよく読んでから設定いただけると幸いです。
先程と同じように設定を開き、①「システム」をクリックします。
左側のメニューを下にスクロールして②「詳細設定」をクリックし、右側にある画面の③「システムの詳細設定」をクリックします。
画面が表示されたら、④の部分の「設定」をクリックし、⑤「パフォーマンスを優先する」を選択後、⑥OKをクリックすれば完了です。
この設定の大きな欠点は「大幅なグラフィック表示の低下」にあります。
デザイン重視は文字の下に影の描写があったため、見やすい表示でしたが、パフォーマンス重視は影描写が無効になるため、文字が見えづらいです。ほかにもフォントが滑らかだったのが、パフォーマンス重視によって無効化されるため、非常に見づらくなります。
この方法はかなり極端な設定なので、個人的にはおすすめしませんが、動作に非常に困っているという方は一度試してみて、一部の描写機能を有効にしていきつつ、妥協できる部分で収めるといいのかもしれません。
逆に設定しない方がいいもの
ネット記事で、いろんなことを実施して高速化を試みようとするものを見かけますが、これは無駄だと感じることや、おすすめしない方法をご紹介しておきます。
プリインストールアプリの削除
プリインストールアプリも確かに必要ない機能が一部あるため、邪魔だと感じることも多いでしょう。しかし、中には簡単に消せないものもあるようで、アンインストール作業に手間をかけるのがあまりおすすめ出来ません。
もちろん、簡単にアンインストールできそうであれば、コントロールパネルから不要なソフトをどんどん削除してみてくださいね!
自動起動アプリケーションの無効化
たまにコントロールパネルからサービスの無効化などをおすすめする記事を見かけますが、個人的にはおすすめできません。確かに不要なサービスであれば無効化してもいいですが、なかなか判断が難しいのではないかと思います。
パソコン上級者には、サービスの内容を簡単に調べることができると思いますが、パソコンに慣れていない人はこの設定方法は控えておきましょう。
バックグラウンド更新の無効化
バックグラウンド処理もパソコンの動作に大きく影響する場合もありますが、この無効化もおすすめできません。バックグラウンド処理によって、本来ソフトの更新作業などが何も操作せずともできていたのに、無効化することで更新されなくなるため、ソフトが古いままになることで正常な動作ができなくなる恐れもあります。
とはいえ、ここまで深刻な状況にはならないとしても、後々不便になる可能性は高いです。また、バックグラウンド処理は通常そこまでパソコンに負荷はかからないので、設定を変更してもあまり動作の改善は期待できないでしょう。
ディスククリーンアップやデフラグ
個人的にこの操作が一番おすすめできません。特にデフラグです。
ディスククリーンアップしたところで、記憶領域を広げるだけなので、正直そこまで操作が改善できるとは思えません。ただし、残り容量が1GBしかないというのであれば実行する価値もあるかもしれませんが・・・
もう1つのデフラグは一番やって欲しくない方法です。実行したところで動作は大きく改善しませんし、デフラグを定期的に実行し続けると、HDDの寿命を縮めてしまいます。
2-3ヶ月や半年に1回ならばまだ実行してもいいと思いますが、毎日実行しても改善の期待は薄いので、控えましょう。
まとめ
今回はパソコンの動作が遅いときに試してみたい方法を4つご紹介しました。
ただ、この方法でも動作が改善しないのであれば、単純にパソコンを買い替えた方がいいかもしれませんね。個人的には最近、富士通のパソコンが好きなので、おすすめですよ(笑)
パソコンの購入を検討している場合は、ほかの記事で各メーカーのパソコンをご紹介していますので、参考にしていただければと思います!
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